病気の時の炎症
リンパの循環を促す為の物
病気等を患ってしまった際、リンパ線が腫れたり、赤くなったりするのは、そこに侵入して来た異物と戦いを繰り広げているからなのです。リンパドレナージュは、リンパの循環を促す為の物となっていて、リンパ管には、浅リンパ管、深リンパ管等の2種類があるのです。
かなりゆっくりと循環している
浅リンパ管は血液の主幹に沿ってあり、内蔵からリンパを集めていきます。こういったリンパ管は、リンパ節を通り互いに連絡しあいます。また、最後に胸管と右リンパ本管という太い2本のリンパ管となります。鎖骨下静脈、内頸静脈が合流する場所、静脈角では、左静脈角と、右静脈角になっています。
リンパの循環量は、どの程度かというと、1時間で約120ミリリットル、1日で大体、3リットルとなっています。この量は、呼吸や周辺組織からの圧力によって大きくなるのですが、血液が60秒で体内を一回りする速さと比べれば、かなりゆっくりと循環しているのです。